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武術家の妄想小説

1 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:22
武道関係者のための小説、論文をUPするスレです。

ルール1 話しが続いているときは茶々をいれない。
ルール2 レビューは終わったら。
ルール3 どんなに落ちがやばくても決して怒らない(笑うのは結構)
 

2 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:23
    失・わ・れ・ざ・る・愛・



 小夜子は不思議な娘だ。整った顔だちと透
き通る様な白い肌。極端に言えば妖精のよう
な容貌をしている。良夫はいまだに小夜子が
自分の従姉妹であることを信じきれないでい
る。良夫と小夜子は三歳違いで、ほとんど兄
妹の様に育てられた。というのは、良夫の父
と小夜子の母の兄妹仲がよかったということ
や、良夫も小夜子も一人っ子であること等が
理由にあげられるだろうが、やはり本当の理
由は、良夫が小学四年生の時に小夜子が、山
本家が同じ町内に引っ越してきた為であろう
。それからというもの、四歳の時に母を交通
事故で失っていた良夫は、山本家で夕食を食
べ父を待つのが日課となっていた。その頃、
その頃の小夜子は小学校に入ったばかりの好
奇心旺盛な少女で、よく笑い、よく質問して
は良夫を困らせていた。彼女は、不満足な語
彙ながら、とにかくよく話す少女であった。
あの日までは。

3 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:23
 良夫が中学三年生のある日、その日も良夫
は山本家で夕食を食べ、そして高柳家に帰っ
て少しづつ近づいてきた高校受験に向けての
勉強をしていた。午後九時。いつもなら一良
が帰ってくる時間だったが、その日は出張で
帰ってこなかった。良夫が小学生だったとき
はそんな日は山本家に泊まって一夜を過ごし
たものだが、良夫が中学生になった頃からそ
の回数は減り、その時にはもう既にほとんど
そういう習慣は無くなっていた。
 と、その時不意に電話が鳴った。一良から
だった。元気にしているか、予定どうり明日
帰るからな、寂しがって泣くんじゃないぞ、
と、いつまでも子供扱いの調子が抜けない声
で言って一方的に切った。

4 :名無し職人:02/10/22 05:24
お、おでは地上で最強の武道家になるため伊豆のハトヤで修行を始めた。

5 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:26

 良夫が中学三年生のある日、その日も良夫
は山本家で夕食を食べ、そして高柳家に帰っ
て少しづつ近づいてきた高校受験に向けての
勉強をしていた。午後九時。いつもなら一良
が帰ってくる時間だったが、その日は出張で
帰ってこなかった。良夫が小学生だったとき
はそんな日は山本家に泊まって一夜を過ごし
たものだが、良夫が中学生になった頃からそ
の回数は減り、その時にはもう既にほとんど
そういう習慣は無くなっていた。
 と、その時不意に電話が鳴った。一良から
だった。元気にしているか、予定どうり明日
帰るからな、寂しがって泣くんじゃないぞ、
と、いつまでも子供扱いの調子が抜けない声
で言って一方的に切った。
 それから十数分後、また電話が鳴った。
「今日は随分にぎやかだなぁ。」と、独り言
を言いながら良夫は受話器を取った。
 その電話は小夜子からだった。何故その電
話が小夜子からだと分かったのか未だに分か
らない。小さな泣き声が聞こえた様な気がし
た。少しくぐもったうめき声の様な気もした
。とにかく、その音を聞いた途端、良夫は電
話口の前に立っているのが小夜子だと分かっ
た。

6 :名無し職人:02/10/22 05:26
ま、まずは鳩が相手なのだがこれがどうしてなかなか強い

7 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:27
「小夜!小夜だな?何かあったのか?どうし
たんだ一体。」しかし、その後数十秒の沈黙
を残して、質問に答えることなく電話は切れ
てしまった。良夫は頭の中が真っ白になって
しまいそうだったが、必死に平成を保って山
本家へと向かった。
 山本家の外見はいつも通りだった。そのこ
とが余計、良夫に焦燥感を与え乱暴に玄関の
扉を開けさせた。玄関を開けてまず目に飛び
込んできたのは、小夜子の母の死体だった。
彼女は喉を鋭利な刃物で切り裂かれていた。
多分、一瞬で絶命したのだろう。合ってしま
った彼女の目には、驚きの色のみが見られた
。頭がパニックになった良夫は、血で床一面
が濡れているのにも気付かずに居間に足を踏
み込んだ。そこで次に見たものは、小夜子の
父の死体だった。彼はかなり抵抗したらしく
、ソファーやその他の物がかなり乱れていた
。そして彼自身は、メッタ刺しにされて白目
をこちらに向けていた。明らかに素人の仕業
だった。無論、その時の良夫に分かろう筈が
無かったが。不意に混乱していた良夫を恐怖
が襲った。死体を前にした恐怖では無い。そ
れ以上の、小夜子も殺されたのではないかと
いう予感の恐怖だった。

8 :名無し職人:02/10/22 05:27
>>4
伊東だろ

9 :名無し職人:02/10/22 05:28
>>8
伊東と伊豆って結構近いからオケーじゃない?

10 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:28
 だが、その恐怖はすぐに安心へと変わった
。二つの死体を前にしているにもかかわらず
。水の音が聞こえたのだ。多分シャワーだろ
う。人の気配もする。きっと、両親が殺され
た恐怖に打ちのめされて、警察に連絡するの
も忘れてシャワーを浴びているのだろう。意
外にも冷静にそう思いながら、バスルームに
向かった。だが良夫はバスルームの前で再び
足を止めた。小夜子の服がズタズタに切り裂
かれて落ちていたのだ。良夫を再び恐怖が襲
う。この中にいるのは小夜子の死体なのだろ
うか、それとも犯人がいるのだろうか。様々
な考えが交錯し、そしてとうとう意を決して
ドアを開けた。そこには犯人はいなかった。
ただ、裸の小夜子がぐったりとして壁に寄り
掛かっているだけだった。そして良夫に気付
くとあわてて胸と恥部を隠した。彼女の身に
何が起こったのか全く分からない良夫に状況
を飲み込ませたのは、彼女の股から出ていた
血であった。

11 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:30
 一良が出張した。その夜良夫は酒を飲んで
いた。大学に入ってからは一良も、良夫の飲
酒を認めたし、別に二十歳になっていないか
らと、法に義理堅い訳でもないが、どうして
も一良のいる前で飲む気にはなれないのだっ
た。それで、一良が出張するとあの事件後一
良が引き取っている小夜子に見つからないよ
うに夜、そっと飲んでいた。その日も、自分
の部屋にワインを持ち込んで飲んでいると、
ドアをノックする音がして小夜子が入って来
た。参考書を持って入って来たので、質問す
るつもりだったのだろう。だが、予想外に良
夫が酒を飲んでいるのでちょっと驚いた顔を
した。良夫も不味いところを見られたという
気持ちで、心持ち顔をしかめた。だが、その
良夫の表情を見た途端、小夜子の表情はひど
く怯えたものに変わった。まるで殺される、
犯される、といったように。二人の間を沈黙
が走る。やがて小夜子の顔をじっと見ていた
良夫はあの日の小夜子の顔を思い出した。あ
の時の見知らぬ犯人への怒り、何もできない
自分への怒り、よく分からない失望感、不安
、そして初めて知った小夜子への許されぬ想
い。言い知れぬ感情に己を委ねた良夫は、小
夜子をベットへ突き倒した。そして肩を押さ
えると、強引に接吻を求めた。だが、唇と唇
の距離が失われる前に、良夫は己が耳を疑っ
た。

12 :名無し職人:02/10/22 05:30
「伊豆〜に行くならハ・ト・ヤ♪」じゃゴロが悪いからダメ

13 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:30
「やめて・・・・・・」と、掠れて消え入り
そうな声で小夜子がそう言ったのだ。良夫は
熱病から醒めた様な、そんな気持ちで接吻を
諦めて、小夜子の横に転がった。失望感も罪
悪感も無かった。あるのは気恥ずかしさと、
何かを達成した後の充実した静かな気持ちだ
った。やがて良夫は静かな口調で語りだした

「結局、俺はお前のその怯えた表情に恐怖し
ていたんだな、きっと。あの時の恐怖と共に
、お前に責められている気がしたからな。あ
の時、何も出来なかった俺を。でも、本当に
自分で自分を責めていたのは、あの時何も出
来なかったからじゃなく、心を深く傷つけら
れたお前を救うことが出来ない自分が情けな
かったからかもしれないな。」
「そんな・・・・・・。私、お兄さんを責め
たことなんて一度もないし、同情して欲しい
なんて一度もなかったわ。」勇気を出したの
か、小夜子はさっきより少し大きい声で答え
た。
「なぁ。いつまでも俺のそばにいてくれるか
。」突然で、不器用な良夫の告白だった。し
かし小夜子は、そんな良夫の性格をよく知っ
ていたので、判断を誤ることなく返事を返し
た。
「ええ、貴方がそう望むなら。」
 そして二人は、そのまま横に並んで、純粋
な意味での眠りに就いた。ワインの栓は開い
たままだった。

14 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:31
         ・
 翌日の夕方、一良が帰ってきた。
「ただいま。」
「お帰り。」と、いつもの帰宅が繰り返され
るように思われた。
「お兄さん!」と、その時、小夜子の昨日と
はうって変わった元気な声が聞こえた。そこ
で一良と、声を取り戻した小夜子は、初めて
出会った。だが、一良の反応は、喜びにして
は過剰すぎた。驚いたというより、動揺した
という方が適切だろう。一方、小夜子も、昨
日良夫が押し倒したとき以上に怯えた表情を
していた。丁度あの日、シャワールームで見
た様に。丁度同じ様?いや、もしかしたら同
じ様、ではなくて、全く同じなのではないの
だろうか。そんな思いが頭を掠める。いや、
嘘だ。そうに決まっている。そう思いながら
も、良夫は心の底では完全に一良を疑ってい
る自分に気付いた

15 :名無し職人:02/10/22 05:31
>>9
そんなこと言ってると最強の格闘家にはなれんぞ!!!格闘家とは時には
鬼姑とかし、ことこまかく言わねばならん。それでこそ格闘家とゆうものだ。

16 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:32
「父さん?」
「ふっふっふっ。はっはっはっ。今頃気付い
たのか。自分が犯した娘と暮らすのはいい気
分だったぞ。良夫、お前もやってみたかこい
つと。そうだなぁ、この四年間でもう十回以
上やったもんな。お前も二、三回はやってみ
たんだろう?」
 それを聞いた途端、良夫の理性は失われた
。小夜子は良夫にだけは知られたくなかった
自分の傷に触れられて泣き崩れていた。良夫
は一良に殴りかかっていった。その瞬間、一
良は逆手に持って背中に隠し持っていたナイ
フを一閃した。間一髪それを身を沈めてかわ
した良夫は一良が若い頃、○×△☆の外人部
隊にいたことを身をもって思い出させられた


17 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:33
「くくっ。どうして妹達を切った時、あんな
に下手に殺ったか分かっていない様だな。あ
まり手際がいいと、軍隊経験者の私が疑われ
るからだよ。お前もあれから四年、小夜子を
守るとかぬかして空手をやっていたが、私に
はまだまだ敵わないな。」そう一良は言いな
がら、ナイフを順手に持ち替えた。良夫も背
後で灰皿を手探りで見つけた。そして一良の
次の攻撃の左袈裟斬り、下段突きをスウェイ
でかわすと、灰皿を投げた。一良は慌てもせ
ずに左半身になって避けた。その間に良夫は
食器棚へと走り、皿を一良の頭上へ乱れ投げ
た。

18 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:35
「くっくっ。こんな事もあろうかと、靴
を履いたままなのに気付かなかった様だな。
戦場では一瞬の判断の甘さが、命取りなんだ
ぜ。」
 その言葉に唇を噛んだ良夫は、今度は包丁
を持って挑んだ。だが、ナイフでは二人の間
に技量の差があり過ぎた。一良が刃の表の右
袈裟斬りから、裏での突き上げをすると、良
夫の包丁はあっけなく飛ばされ、三メートル
程横のゴムの木の鉢の中に落ちた。一良はそ
のまま右の肘で良夫の顎を打ち上げながら、
大外刈りをかけて転倒させ、その首にナイフ
を押しつけた。
「さあ終わりだ。だが何と言っても私の息子
だ。死ぬ前に言いたいことがあったら聞いて
やる。」

19 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:36
「いえ、終わったのは貴方の方ですよ、高柳
 一良さん。」不意に後ろで図太い声が聞こ
えた。
「ナイフを捨てて、手を挙げてください。昨
夜の幼女暴行、及び殺害の犯人であり、又、
四年前の強盗殺人、さらにこの四年間で五件
もの幼女暴行を行っている。そして何より、
高柳 良夫殺害未遂の現行犯で逮捕する。」

20 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:36
十人程の警官に囲まれた一良は、一瞬呆然と
していたが、
「殺人犯として死ぬよりは、戦士として死ぬ
。」と言うや否や、ナイフを喉に押し当てる
と掻っ切ってしまった。一良の体から血が徐
々に失われ、表情が凍りつき始めていた。良
夫はその表情が、自分のしかめっ面と非常に
似ていることに気付いた。それで小夜子は昨
夜、あんなに怯えたのか。

21 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 05:37
 何はともあれ、全ては終わった。後は小夜
子の心の傷を癒してやらねばなるまい。何年
かけてでも。これからは、鎮魂と再生の時な
のだから・・・・・・。
 さっきの刑事がこっちにやってきた。
「君のお父さんは、気が違ってしまったんだ
よ。」そう言って肩に置いてくれた手が、良
夫にはやけに重く感じられた。



22 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/22 07:02
おはようございます。
恋愛小説として公表いたしましたが、多分に武術要素がはいっている上、
かなり途中から作風がかわっていますが、こういうほうが同人誌の
脚本としては受けるかな?と思って、ジャンルを目茶目茶にしてみました。
いかがでしょうか?
感想、および続編を書きたい方はご自由にどうぞ。

23 : ボケ兄弟:02/10/22 08:50
これを恋愛小説といいきるなら、北方兼三も大沢在昌も恋愛小説だぞなもし。
鬼畜の断氏に4Pでマンガにしてもらいましょう。


24 ::02/10/22 10:10
呼びましたか?

>屯☆屯さん
とりあえず描きたい物が混ざり過ぎです
一つの話の中でかけるものは限られているので
要らない部分を切り捨て
もっと話しの純度を上げると良いと思います

25 :ボケ兄弟:02/10/22 10:28
>>24

呼びました。鬼畜オヤジまんせーですか?


26 ::02/10/22 11:24
まんせーです

これで恋愛小説なら
大半の小説は恋愛小説です

27 :ボケ兄弟:02/10/22 12:11

も し か し て 主 人 公 は 鬼 畜 オ ヤ ジ (=断) な の か ! ? 

28 :野伏せり ◆BUJINmt5PI :02/10/22 12:18
>>27
純粋なる体験談でしょう。

 「 オ ヤ ジ = ム ラ ム ラ さ ん 説 」 浮 上

29 :欠伸:02/10/22 12:21
>>27
可能性大ですね。

30 :◆kQaEe3ePcc :02/10/22 12:27
>>27
激しく同意

31 :欠伸:02/10/22 12:30
>>30
自分で同意するのかと小一時間(略

32 :◆kQaEe3ePcc :02/10/22 12:46
間違えた
 「 オ ヤ ジ = 屯 ☆ 屯 さ ん 」
でした 


33 :餃子 ◆ChaO2/Y/QQ :02/10/22 19:13
記念カキコ(w。

お父さん鬼畜でつ…。
いきなり外人部隊という設定が出てくるのが(;´Д`)。

第2弾おながいします。

34 :ふー。 ◆HvKENDOjg. :02/10/23 03:09
AVGのバッドエンドを思わせる、
あまりに唐突なクライマックス。感服いたしました。
それにしても、どこでバッドエンドのフラグをふんだんだろう…。

「小夜子を守るとかぬかして空手をやっていたが、
私にはまだまだ敵わないな。」
そう一良は言いながら、ナイフを順手に持ち替えた。
良夫も背後で灰皿を手探りで見つけた。そして一良の
次の攻撃の左袈裟斬り、下段突きをスウェイ
でかわすと、僕は…

 「灰皿を一良に投げつけた!」
 
多分この選択でフラグが立っちまったに違いない…。 


35 :屯☆屯 ◆xIdBqUh08U :02/10/23 23:31
実は、この時のお題が「フェイントのかかった小説」だったのです。
しかし、七年前に書いたので今読み返してみると、きれいなフェイントでは
ないなぁ。
もっとズバッと切り替えしてみたかった。

36 :欠伸:02/10/26 14:40
保守sage

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